新型コロナウイルスが蔓延し、マスク生活が始まって1年半。顔が隠れてしまうため、子どもに感情が伝わるかどうか心配ですが、それなりにたくましく子どもたちは育っているようですね。
人の顔にはとても注目している赤ちゃん
赤ちゃんは人の顔を見ながら様々な情報を得ており、それによって脳の発達もうながされるとされています。
顔は人体の中でも情報の宝庫であり、赤ちゃんは大人が考えるよりも大人の顔をよく見て様々なことを吸収しています。
赤ちゃんの研究の第一人者 山口真美さんの絵本「かお かお ばあ」は、赤ちゃんに初めて買ってあげる絵本として適していると話題になっています。
山口真美さんは中央大学の文学部の教授でもあり、同大学の心理学研究室も主催しています。赤ちゃんの研究において、数々の論文や本を執筆しています。
「かお かお ばあ」
作:山口真美
実験監修:金沢創
絵:ミスミヨシコ
絵本ナビ「かお かお ばあ」の紹介ページ
https://www.ehonnavi.net/ehon/125408/%E3%81%8B%E3%81%8A%E3%81%8B%E3%81%8A%E3%81%B0%E3%81%82/
たくさんの顔が赤ちゃんに微笑みかける、0歳児のための絵本「かお かお ばあ」
最初は白い丸の中に黒い点があるだけ、目のように見えます。それに口や鼻や眉毛が現れて色が付き、顔になっていきます。様々な顔のパーツが集まり総動員して赤ちゃんに微笑みかけます。
赤ちゃんは自分に向けて微笑んでくれる顔が大好きなのです。
可愛らしい挿絵を担当したのは、絵本やアニメを制作する作家のミスミヨシコさん。
貼り絵風の作画に様々な素材のテクスチャーが混ざりあうような見た目になっています。とても味があり大人が見てもほっこりするような絵本に仕上がっています。
育脳を考えている人にはぜひ読んでほしい!山口真美さんの書籍
山口真美さんは赤ちゃんの研究だけでなく、顔の認識に関する数々の研究結果を発信し続けている学者でもあります。
子どもに育脳していきたい、どんなことをしたら育脳になるのか分からない、という方はぜひ山口さんの書籍を読むことをおすすめします。
赤ちゃんに笑顔で語りかけるだけで、育脳につながることが分かるはずです。
★赤ちゃんは顔を読む(角川ソフィア文庫)
★赤ちゃんは世界をどう見ているのか (平凡社新書)
★赤ちゃんに学ぶ 「個性」はどこから来たのか(講談社)