未就学児を対象に行う教育方法のひとつ早期教育。
英語やダンス、ピアノや読み書き計算などを早ければ０歳から始めます。
お子さんが小さいうちに教育を開始することによるメリットが注目を集めていますが、デメリットもあるためきちんと理解した上で始めるかどうか考えることが大切です。
こちらでは早期教育についてご紹介しましょう。
早期教育
上記の通り、小学校入学前のお子さんに知識や技術の習得や向上を目的に行われる教育方法です。
育脳にぴったりのこの時期に早い段階で教育を開始することで能力を高めやすいとされています。
０歳から早期教育を始めるケースもあるため、早期教育に対する否定的な意見もあるでしょう。
自宅に教材を取り寄せて家庭学習を行ったり、幼児教室に通ったりして始めるのが一般的です。
グローバル化にともない、英会話などを専門的に教えている幼児教室に通う保護者の方が多い傾向にあります。
幼児教育との違い
未就学児で勉強を始めるという教育方法が「早期教育」というのであれば、幼児教育とはなにが違うのでしょうか。
「幼児教育」はお子さんが日常生活のなかで必要なあらゆる場面での教育の総称になります。
つまり、保育園や習い事だけではなく、地域活動や家庭での日常生活を贈る上で必要な社会性を身につけることも目的のひとつなのです。
幼児教育は今後の人生において必要なベースの能力を身につけること、早期教育は特定の知識や技術を身に着け人生を豊かにすることと言えます。
早期教育と幼児教育を同じ様に考えていると教育の方向性が定まらくなる可能性があるため保護者の方の中でしっかりと区別しておきましょう。
早期教育で大切なこと
早期教育を開始するうえで保護者の方に大切にしておいてほしいことがあります。
０歳児から始めることができる早期教育は保護者が選んでお子さんに与える教育です。
そのためお子さんが楽しんでやっているかどうかが最優先になります。
お子さんが成長するために必要な知識以上のものを習得させたいがための教育なので、保護者の自己満足になってはいけないのです。
お子さんが楽しんでいない、ストレスに感じていないかよく観察してあげてください。
また、お子さんの自主性を抑圧してはいけません。
お子さんがいろいろなことに興味を示しているのに、それを抑圧してまで保護者が与えた早期教育を押し付けてしまってはせっかくの知的好奇心を摘んでしまい自主性がなくなり受け身の考え方しかできなくなってしまう恐れがあります。
お子さんが楽しんで知識や技術を習得している様子を保護者が応援してあげるという姿勢が大切です。