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おてて絵本って知っていますか?

『おてて絵本』聞いたことがありませんか?
「手のひらサイズの絵本のこと?」残念ながら違います。
「手について書かれた絵本の子と?」こちらも違います。
正解は、両手を絵本に見立てて、子どもが即興で物語を作っていくこと。
「みぃつけた!で見たことある!」と思った方も多いのでは?(NHK:Eテレ)
みぃつけたでは、新型コロナウイルスの影響で、2021年7月より放映されていませんが、おてて絵本は育脳に最適です。
親子でおてて絵本を楽しんでみませんか。

おてて絵本、なんだか難しそう?

おてて絵本は、子どもが主体になって物語を作っていきます。
「なんだか難しそう」「うちの子にできるとは思えない」と言った親御さんの声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。
だいたい、2歳半~10歳頃が、おてて絵本のストライクゾーンだと言われているのです。
それでも難しいと感じたならば、『てのひら絵本』はいかがでしょう。
こちらは、両手を絵本に見立てて、親が即興で物語を話し、子どもが想像していくかたちになります。
はじめておてて絵本に挑戦する時は、てのひら絵本からスタートすると良いでしょう。

やってみよう!おてて絵本

まずは、両手を絵本に見立てます。「おてて絵本はこんな形をしているんだよ」と、手のひらを絵本の形にして子どもに見せましょう。
「まずは、ママのおててから見えてくる物語をお話しするね」と、創作の物語を話します。
「じゃあ、次は〇〇ちゃんの番。どんな物語が見えるかな?」
悩んでいたら、「主人公は誰かな?〇〇ちゃん?それとも、ライオンさん?うさぎさん?」と、子どもの想像力を広げるお手伝いをしてください。
「うさぎさん!」など答えが返ってきたら「その物語、聞きたいな」と、促してみましょう。
うさぎさんが出てくる話と決めたのは良いけれど、その先が続かない子どもも多いです。そんな時は、電車好きの子どもが相手なら「電車に乗るのかな?それとも料理をするのかな?」など、声をかけます。そうすると、きっと子どもは電車に乗るお話を考えるはず。(子どもが興味を持っていることを提案してみましょう)
お話しを聞く際に親が黙っていると、子どもも黙ってしまいます。
ここは「それからどうなったの?」「面白い!」「すごいね!」など、合いの手をどんどん入れて、話し手の気持ちを盛り上げましょう。
子どもの集中力が切れてきたら、「最後はどうなるの?」と、結末を聞いてOK。
必ず「面白いお話だった!」と、感想を伝えましょう。
中にはうまくお話を作れず、単語だけが出てくる子どももいるでしょう。それで大丈夫。
おてて絵本は、大人が子どもの話を聞くということが一番大切なのです。

おてて絵本のメリット

おてて絵本は、想像力・創造力・思考力・発想力・表現力が伸びるのはもちろんのこと、親子のコミュニケーション能力を伸ばすことになります。
お話を聞いているうちに、今まで知らなかった子どもの個性に気が付くことも多々あるでしょう。
育脳におすすめのおてて絵本。親子ではじめてみませんか?

次回は、おてて絵本のルールについてお話します。