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褒めて育てることと叱らないことは別もの

 

幼児から小学生の時期の学びや経験とそのための環境がお子さんにとってとても重要です。

性格や物事に対する考え方のベースとなると言っても過言ではないでしょう。

幼児教育の環境は大切ですが、どのように進めていけばいいのか悩む保護者の方は少なくありません。

「褒めて伸ばす」教育法もその一環ですが、意味を履き違えるとただわがままな子に育つ可能性があるのです。

 

叱られた経験が財産になる

褒めて育てることは大切です。お子さんの成長を促す上で褒めることは大切でしょう。

しかし、「褒めて伸ばす」ことと「叱らない」ことは同義ではありません。

よかったときに褒め、よくないことをしたときにはきちんと説明した上で叱りましょう。

叱られた経験があるからこそ褒められたときに喜びが大きくなります。

反骨精神はモチベーションや成長に繋がります。

バランス良く褒めることと叱ることをコミュニケーションに取り入れることが幼児期には重要なのです。

 

むやみに褒めない

何でもかんでもむやみやたらに褒め続けていませんか。

褒められることが先に立つと失敗することやチャレンジすることを恐れてしまう可能性があります。

褒められるために嘘をついたりズルをしたりすることもでてきます。

褒めるポイントは結果だけではなく挑戦したことに着目することです。

結果はもちろんですが、そのチャレンジ精神と結果を残した過程を褒めてあげてください。

 

お子さんの成長や個性に合わせて

褒めることや叱ることはお子さんの性格や個性を踏まえた成長過程に応じて行うことが大切になります。

失敗ばかりで落ち込んでいるときに叱ったり発破をかけるよりも、励ましたり褒めたりする方がプラスになることもあるでしょう。

同じきょうだいでも性格や個性、興味をもっている物事は違います。

褒めて伸ばすことは大切ですが、必要に応じてバランスを保ちながらコミュニケーションをとることを心がけてみましょう。

 

「我が子は褒めると調子にのってしまう」「何度言い聞かせてもうっかりミスがなおらない」こういったお子さんをもつ保護者の方は「褒めないといけないのにどうしても小言を言ったり叱ったりしてしまってばかり」と苦悩されているのではないでしょうか。

お子さんは千差万別です。万人に共通する教育法はありません。

むしろ何度も叱っている子、それをどこ吹く風で受け止めている子はメンタルがタフです。

そういった子ほど受験などいざというときにどっしり構えて挑むことができると言えます。

間違った褒められ方をして育った子はチャレンジして失敗することを恐れてしまいますし、一度の失敗で心が折れてしまう子も少なくないのです。