食育の一環として春の七草に触れたり、中国や日本の古来からの文化に触れたりすることは脳育にとってもよいことです。
興味をもつことで歴史、栄養、海外、風習などに造詣を深めることができます。
1月7日に食べる風習がある七草粥について見ていきましょう。
子どもに伝えたい七草粥の文化
現代では一年中食べたい野菜がたくさん手に入ります。
しかし昔はなかなか野菜を摂ることができませんでした。そのなかで生まれた七草粥の文化は野菜を食べることの大切さとともに時代背景も伝えいてきたいところです。
七草粥はごちそうを食べすぎて疲れた胃を休めるためのものであることや、みんなが元気でいられるように食べること、残さず食べることが大切なことであることを伝えていきましょう。
春の七草に触れてみよう
購入したり外で見かけたり
自宅で七草粥を作る場合、お店で七草粥のセットを購入すると楽でしょう。
お子さんに実際に触らせてみて、七草の特徴をより理解することができます。
春の七草のうち「すずな」はカブ、「すずしろ」はダイコンなので普段から食卓にあがることもあるでしょう。
他の七草も公園や路地に自生していることがあるので、お散歩や外遊びで見たことがあるかもしれません。
図鑑でみたり絵本で見たり
スーパーで買った七草粥セットの七草を図鑑で調べると親子で七草がどのようなものかより理解することができるでしょう。
名前は知っていたけど実は道で見かけたことがある草花だった、ということもあるかもしれません。
また、七草粥をテーマにした絵本もあります。
子どもたちには少し難しくて伝えにくい七草粥の由来や、元気がない人が七草粥を食べて元気になっていく様子を描いたものなど、お子さんの興味をひいて、七草粥を食べてみたいという気持ちにしてくれる要素が詰まっています。
お正月の絵本などと一緒に読み聞かせしてあげてはいかがでしょうか。
給食で七草粥を出す保育施設も
実際に七草粥を見て、食べることでよりお子さんも理解を深められるでしょう。
そのため保育園の中には給食で七草粥をだす園もあります。
苦手に感じるお子さんもいますが、先生とお友達と一緒に食べることで「食べられた」という成功体験につながるでしょう。
自宅に帰って七草粥の感想を聞きながらその由来について伝えてみると良いですね。
自宅でも七草粥を食べてみるのはいかがでしょうか。
お子さんがどのような反応を見せるか、本で得た知識や実際に手にとって触れた野菜についてどう感じているかなどをぜひ観察して話を聞いてみてあげてください。