保育園の年長さんはあと半年したら1年生になります。親としては、そろそろ勉強机を買わなければ、いずれ部屋も必要になるだろう・・・このように頭を悩ませている人もいるでしょう。
育脳を意識し、子どもの能力を伸ばすような子ども部屋を作りたいですね。それには一体どんなことに気を付けたらいいのでしょうか?
今回はvol.1をお届けします。
基本的に個室は小学校高学年以降でOK
周りのママ友の話を聞く限り、小学校低・中学年では、子ども部屋を作っていない家庭も多いでしょう。
一般的に言われる通り、子どもに個室を与えるのは小学校の高学年以降でOKです。それくらいの年齢になると、子どもの方から「個室が欲しい」と言うようになるでしょう。
ただ、小学校に上がったら、宿題をやったり教科書などを収納したりするスペースは必要です。
以下のような点に考慮して子どものスペースを作ると良いでしょう。
①リビングの片隅や目の届く隣の部屋に机を設置
リビングの壁側や窓際にテーブルを設置したり、目の届く隣の部屋があればそのスペースに机を設置したりします。
テレビCMで見かける「小ども向け学習机セット」など大げさなものでなくても大丈夫です。
ここで注意なのは、ダイニングテーブルやリビングテーブルなど、家族が一緒に使うテーブルと兼ねないことです。食事や遊びの時に片づけなくてはなりません。
子どもが自分の教科書や宿題を広げられる専用のスペースと整理棚を作ってあげましょう。
また、騒がしいキッチンの近くやテレビの近くよりも少し離してあげましょう。
②家族で共用の本棚
読書は子どもの様々な能力を伸ばすので、育脳には最適です。手に取りやすい場所に設置しましょう。
また、大人の本も子どもの本も一緒に収納してOK。大人が普段から本を手に取って読む習慣を見せてあげることは大切。そんな大人の姿を見て、子どもも自然と本が好きになるでしょう。
③壁・棚・時計は実用的に
子どが学校で作った工作や絵を飾るスペースを作りましょう。それを見て子どもは「自分は大切にされている」と感じます。自己肯定感も上がりますし、自信も持てるようになるでしょう。
壁に貼るのにおすすめなのは、日本地図や世界地図、年表、あいうえお表やローマ字表です。小学生向けのあまり難しくない表記の物を選びましょう。様々なことにに興味が湧き、知的好奇心を刺激します。
時計は時間を管理するのに重要なアイテム。見やすい場所に大き目のアナログ時計を設置しましょう。
④トイレにミニ本棚もあり
意外と使えるのがトイレ。トイレに入った時は、そこはは1人だけの完全プライベート空間になります。
トイレに小さな本棚を設置し、子どもにおすすめの本を置いておくと、手に取ってみることがあるようです。ぜひ試してみてください。
⑤寝室は熟睡できる環境で
宿題をやるのはリビングの近くだけれども、寝室は大人と一緒だったり、兄弟姉妹の部屋にしたりしている家庭は多いようです。
「寝る子は育つ」というように、子どもにとって睡眠はとても大切です。音や光が入らないようにし、高い睡眠の質が保たれる環境を作りましょう。