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育脳お役立ち情報

園の保育方針によって違う!幼児教育の種類の特徴を知ろう

一口に幼児教育と言っても、さまざまな種類があります。

保育施設の教育方針によってベースとなる教育方法は違ってくるので、保護者の方が思い描く教育方法を採用している保育施設を選ぶことが大切です。

ご自身の意向と合った保育施設選ぶには、採用されているそれぞれの幼児教育の種類についてしっかりと理解しておくことが必要になります。こちらでは幼児教育の種類についてご紹介しましょう。

 

モンテッソーリ教育

医師であり教育家であったイタリア人のマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法で、「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」の存在がモンテッソーリ教育の前提となっています。

この内在する力が存分に発揮できる環境と、自由が保障された中で、子どもは自発的に活動を繰り返しながら成長していくと考えられ、自立心をもったこどもに育てることを目的としています。

GoogleやAmazon、Facebookの創業者や、棋士の藤井聡太さんがモンテッソーリ教育を受けていたことでもご存知の方が多いでしょう。

 

シュタイナー教育

思想家であり哲学者でもあるオーストリア人のルドルフ・シュタイナーが考案した教育方法で、人間観に基づいた教育実践の総称とされています。

子どもたち一人ひとりの個性を尊重し、その能力を最大限に引き出すことを目的としています。

知的能力だけでなく、手足を動かした芸術作業にも重点を置いて取り組んでおり、音楽に合わせて体を動かし、描画を通して集中力を養う「フォルメン」と感情表現力を養う「オイリュットミー」の二つを軸として、自分の能力を発展させていける人間形成を行っています。

ポルシェデザインの創業者や、ハリウッドを代表する女優サンドラ・ブロックさん、俳優の斎藤工さんなどがシュタイナー教育を受けていたことをインタビューなどで公表しています。

 

七田式教育

日本人教育研究家である七田眞によって考案された教育方法で、大きな志と奉仕の心を持ち、自らリーダーシップを取れる子に育てることを目的にしています。

子どもに知識を与えるだけではなく、生まれ持っている能力を引き出し、それを磨くことで高い学力を育てることはもちろんのこと、他者との協調性、優れた人間性、大きな夢・志を持った子どもたちを育てます。

時代に必要とされる人になるため、「知育」「食育」「体育」「徳育」の観点から子どもの五感に刺激を与えることに加えて、他人への思いやりや思考力といった能力の育成も可能です。

 

石井式国語教育法

 

日本人教育学博士 石井勲が長年の実践を通じて提唱してきた教育方法で、脳の体幹 「脳幹」=思考力・読解力・表現力を身につけ、未来の社会で活躍できる子どもたちを育てることを目的としています。

「漢字かな交じり文」と呼ばれるリズム感がある文章構成の独自のカリキュラムを用いて学習し、このカリキュラムの読み聞かせを繰り返し行うことで、自然と美しい日本語の語感が身につき、さまざまな能力を身につけることが可能です。

好奇心旺盛な幼児期に「学ぶことの楽しさ」を教え、すべての子供たちが本来持っている天才的潜在能力を100%引き出すとされる教育方法になります。

 

「幼児教育は、次代を担う子どもたちが人間として心豊かにたくましく生きる力を身につけられるよう、生涯にわたる人間形成の基礎を培う普遍的かつ重要な役割を担っている。」【出典:文部科学省『幼児教育の意義及び役割』

と文部科学省で定義されている幼児教育。

お子さんのためにしっかりとそれぞれの教育方法の特徴を知り、人格形成や思考力の土台づくりをサポートしたいものです。

 

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