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一斉保育とは?自由保育との違い
一斉保育と自由保育は活動内容や保育士の役割が異なります。
保育理念の1つと挙げられしてあげられるケースが多い自由保育と、保育理念として挙げられるケースが少なく、あくまで保育手法の1つとされる一斉保育。
保育園を探す上でどちらを選べば保護者の方の方針と合うか、その違いを確認しておきましょう。
一斉保育とは
一斉保育とは保育士が作った指導計画に沿って行われる保育法です。
子どもたちが同じ活動に取り組み、クラスやグループごと、もしくは保育園全体で作られた指導計画によるものにそって保育活動を進めていきます。
オーソドックスな保育形式で日本国内では一斉保育を取り入れている保育園が多いです。
お近くの公立保育園などは一斉保育なのではないでしょうか。
一斉保育の内容
一斉保育とは言え、保育施設それぞれの保育方針で「体操」や「リトミック」、「製作」など独自のものを取り入れていいるため、その保育内容はさまざまです。
また一部の時間帯で自由保育を取り入れている保育園も少なくありません。
「みんな一緒」を意識しながら同じ目的の達成に向けて取り組んでいくため、保育活動をすすめる際は、子どもたち一人ひとりの発達状況、成長段階を配慮しつつ保育士が声かけ、援助を行っていきます。
運動遊び・・・保育園にある遊具や運動器具を使ったり、鬼ごっこなどの外遊び
積み木遊び・・・集中力や創造力を身につける、基本的な形状の積み木を使う遊び
お絵かき・・・クレヨンや絵の具を使って表現する楽しさを体感する遊び
リズム遊び・・・打楽器の演奏や歌などの音楽活動を通してリズム感を養う遊び
上記のような遊びが標準的な一斉保育の遊びの例です。
一斉保育の中でも英語教室やスイミングを取り入れているという場合もあるので、公式ホームページなどで確認したり、口コミサイトで確認するとより詳しく知ることができるでしょう。
自由保育との違い
自由保育とは「モンテッソーリ教育」などを代表とする、子どもに自由に保育活動を決めさせ、子どもの自発性を尊重する保育法です。
保育内容は子どもの興味や関心をもとに決定するため、一斉保育とは対照的な保育法とされています。
自由保育を採用する保育園での保育士の仕事は、子どもが自由に遊ぶための「造形コーナー」「絵本コーナー」「観察コーナー」など環境設定したり、子どもの発達に合わせたおもちゃを用意したり、子どもたちと一緒に自由遊びに取り組んだりすることです。
子どもの発達や状況に応じて保育士が援助を行います。
一方の一斉保育は上記の通り予め取り組む保育活動が園の方針に沿って保育士が決められ、ねらいを定めて子どもたちの成長を促してく保育方法です。
小学校の方針と同様のため、就学してからなじみやすいと言えるでしょう。